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成長している会計事務所はどうして「経営計画」を作っているのか?

      2015/09/14

全国各地に3万件以上存在する会計事務所。そのなかで毎年着実に成長を続けている事務所はごくわずかです。では、その成長している事務所に共通するものとは一体何でしょう。それは「経営計画」。明確な目標と数値目標、その目標を達成するための行動計画があるかないかで事務所の成長力に大きな違いが生まれます。

毎年、300件以上の会計事務所を訪問し、現場の生の声から最新情報を届けている弊社主任コンサルタントの景山健市が、成長している事務所の経営計画について解説します

経営計画なしに事務所の成長は成し得ない

所長先生の思い、目標、夢。これらは本当に職員さん全員に浸透していますでしょうか?

「しています」とお答えになり、実際に事務所が一丸となって成長している事務所に共通しているのが「経営計画書」です。

言葉、文章、数字、スケジュールなどを本や冊子などの形にして初めて事務所はひとつになり、同じ目標を共有できるようになります。

この「経営計画書」を作ることで、事務所にどのようなイノベーションが起こるのでしょうか。事務所の成長にあたって多くの効果・効能を期待できます。実際にお作りになっているご事務所の所長先生から伺った、代表的な例を見てみましょう。

1.事務所の経営が楽になる
2.職員が自立する
3.職員間のコミュニケーションが向上する
4.危機に対応できる
5.成長体質を継続して保てる

目標を決め、ゴールを定めることで職員さんが自発的に動いてくれるというのは多く聞かれます。同じ目標に向かって事務所が一つになりますので、いちいち細かい点を指摘しなくて良い。職員さんの業務の結果を見るだけで良いようになることで、所長先生の管理のストレスが激減します。

一方で「計画をガチガチに決めると職員はやりにくくなるのでは?」といった質問を受けることがありますが、それは誤解です。

むしろ何も決めないと、なにか新しいことを「やれ」と言われても職員さんはどうすればよいのか分からず、毎回、所長先生に確認しなければならなくなります。

目標数値を決め、行動計画を決めずに指示を出すがゆえの反応です。

具体的な目標数値を経営計画として定めておくことで、職員間のコミュニケーションも向上します。

何かミスが起こった、クレームが発生した、そういうケースでも事務所全体の「目標達成」に向けてどうリカバリーするべきなのか、所長自ら指示を出さずとも考えられるようになります。

具体的な数値目標と行動計画が目標達成の鍵

成功体験を積ませることで成長体質を継続して保てるようになるのも大きなメリットです。

仮に売上や新規獲得数などの目標数値に届かなくても、そのための行動計画として「名刺を1年間で50枚集める」などが達成できていれば、その点に対しては職員を評価できるようになります。

50枚の新規名刺で新規獲得数の目標が達成できなかったのなら、来年は「100枚にしてみよう」といった指示も可能になりますし、新しいステップを事務所全体で考えられるようになります。

成功体験を積み重ねることで成長したいと職員さん自ら思える事務所環境を醸成するために、経営計画は必須なのです。

「達成できない目標なんて立ててもしょうがないし、真摯にお客様に対応していれば結果は必ずついてくる」。そうお考えの所長先生もいらっしゃいます。

しかし、所長先生の思いが末端の職員にいたるまで浸透していなければ、現場では何をどう行動して良いのか分からなくなってしまいます。

漠然とした言葉ではなく、明確な数字と行動計画があって初めて職員は自立し、目標達成に向けて一つになることができるようになります。

事務所を成長させたい、職員を成長させたい、お客様により良いサービスを提供していきたい、そうお考えの所長先生は、ぜひご事務所の経営計画を見直してみてください。

『会計事務所の経営計画「成長戦略策定マニュアル」』

景山健市
株式会社アックスコンサルティング 主任コンサルタント。山口大学卒業後、アックスコンサルティングに入社。年間平均300件以上の会計事務所に訪問し、売上アップの仕組み作り支援に携わる。Q-TAX加盟店スーパーバイザーとしての経験を活かし「先生方の生の声」を元にした情報提供に定評がある。

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