事務所経営ニュース

開業わずか2年で事務所経営を軌道に乗せた及川健太税理士の事例に学ぶ

「セミナーは誰でもできます。当時、開業1年半の私でもできました」。


奈良県生駒市の及川健太税理士はこう断言する。現在30歳。ゼロベースの開業からわずか2年で30件の顧問先を獲得し、事務所経営を軌道に乗せた。

税理士のマーケティング活動で適したもののひとつにセミナーがある。しかし、実際にセミナーを開催したり、講演活動をしている税理士はあまり多くない。そんな現状だからこそ、今、セミナー活動を行えば確実に収益アップをもたらす。

及川氏の事例は、いかにセミナービジネスと会計事務所のマーケティングの相性がよいかを証明している。


 「地元で積極的に講演活動している税理士がほとんどいなかったからです」



及川氏はセミナー活動を始めた理由をこのように語る。2007年に及川総合会計事務所を開業し、わずか1年半にあたる09年3月に、及川氏は初めてのセミナーを開催した。

当時は職員がいない「一人事務所」だった。「一人事務所でセミナーなんて無理」と考えがちだが、及川氏は「誰も動いていないからこそ、大きなチャンス」ととらえ、セミナー開催に踏み切った。

「一人事務所ですと、セミナー告知のダイレクトメールを送るだけでも苦労します。私の場合、両親に3000件の封入作業を手伝ってもらいました。やろうと思えばなんとかできるものです。開業年数とか事務所の人数なんて関係ないことを実感しました」(及川氏)

09年3月に開催した及川氏のデビューセミナーには、8社9名が参加。うち従来からの見込み客は3社3名。これら見込み客は、セミナー後に3社とも顧問契約につながった。「セミナーは見込み客への強力なアピールになる」と及川氏は確信した。


動けば動くだけ成果につながる


 「セミナーを開催してよかった点」として、及川氏は以下を挙げている。

「顧問先、見込み客へのアピールができる」
「セミナーのノウハウが事務所にストックできる」
「紹介先にセミナー実績をアピールできる」
「セミナー開催の告知により、事務所と自分自身の名前が広まる」  

また、及川氏は「マーケティングの意識が高まった」「自信がついた」という点を強調する。

 「セミナー集客に必要なリストを調達する際、地元には何社の企業がどの程度の年商規模で存在するのかを調べました。実際にリサーチすることで、マーケティングの意識が高まりました。また、セミナーを開催したことで『若いから』『開業間もないから』という引け目がなくなり、自信がつきました」

今後は講演内容に独自色を出し、セミナー参加者のフォローを徹底することを課題に掲げる及川氏。セミナービジネスをベースとしたマーケティング活動を展開し、さらなる事務所拡大を目指す。

 「セミナーは動けば動くだけ成果につながります。長いスパンで考えた場合の広告効果は計り知れません。今後の会計事務所には必須です。ぜひ皆様も開催してください。セミナー活動を通じて全国の経営者のお手伝いをしましょう」(及川氏)



■及川健太氏プロフィール

1979年生まれ。2001年和歌山大学卒業。06年税理士資格取得。07年及川総合会計事務所開設。08年及川社会保険労務士事務所開設。税務会計だけでなく、経営計画策定支援など経営をあらゆる側面からサポートしている。社会保険労務士事務所を併設し、労働社会保険問題やファイナンシャルプランなどを含めた「経営のトータルアドバイザー」として日々奔走中。


■セミナー開催に関するQ&A
Q:周囲のベテラン税理士と比べると、セミナーで話すレベル ではないと思うのですが?
A:セミナーでは同業の税理士を相手に話すわけではありません。経営について悩みを抱えており、経営に関する知識を学びたいと考える、一般企業の経営者を相手に話すのです。日々、顧問先の税務・会計・経営をサポートしている税理士は、それだけでセミナーで話す資格が備わっています。

Q:実は人前で話すのが苦手。いきなり経営者の前で話す自信 がありません。
A:とにかく実績をつくって自信をつけましょう。例えば手始 めに小・中学生を相手に「簡単にわかる税金のしくみ」なんてテーマで話してみるとどうでしょう。お子さんが通っている学校や、ご自身の母校に交渉してみると、スムーズに話が通る可能性があります。

Q:集客もセミナーの運営方法もわからないので不安です。
A:そういう場合は自社開催にこだわらず、外部セミナーでゲ スト講師を務めるという手があります。そうすれば、集客や会場運営には気を遣わずに済み、講演に集中できます。金融機関や商工会議所、保険会社などはセミナー講師を求めています。コネクション次第では、簡単に突破口が開けるかもしれません。

無料プレゼント-「具体策のアル経営計画書作成」と会議指導ノウハウ

無料プレゼント-デッドライン管理でスピード経営を実現する3つのポイント

HMRメルマガ