広瀬元義・勝手にコラム『業界最前線』
<vol.21>基本に忠実になることが成功の近道!
以前は休みの日といえば、数時間喫茶店で本を読んだり、いろいろな予定を立てていたものだが、ライフスタイルが変わってきている。
この紙面を読んでいる先生方のなかには、私と一緒にゴルフをしたことがある方もいらっしゃるだろうが、私はかつて「ゴルフなんてとにかく球をたたいてひっぱたけばいい。右に曲がろうが気にしない。グリーンを越えてもたくさん飛べばいい」なんて考えていた。だから、いつもスコアは100ちょっと、110前後という結果だった。
今回ゴルフを再び始めるにあたって、実は初めてゴルフ教室に行った。最近では遼君、かつては岡本綾子さんを指導したマイク小西さんにコーチをお願いしてみた。そこで教わったのが「基本に忠実であることの大切さ」だったのである。
基本を知らないと悪い癖にも気づかない
自分がドライバーを振った姿をビデオに撮って分析をしてみたが、われながら驚いた。当然のことながら、遼君とフィニッシュやスタンスがまったく違う。よくこれでクラブを振っていたなと、恥ずかしくも思えた。なぜこうなったのかを考えてみると、やはり基本を習っていなかったからだと気づいた。
私はこれまでスポーツでは柔道、空手、登山、水泳などをやってきた。これらではっきりいえる共通点は基本を習ったことである。しかし、ゴルフだけは1時間程度レッスンプロに習ったくらいで、ほとんど基本を教わっていなかったのだ。
基本を学んでいないから、フォームもめちゃくちゃ。どうして、ここまで悪い癖がついてしまったのだろうか。
それは、人間は自分が納得したこと、やりやすいことしかやらないからである。ゴルフ雑誌や人からアドバイスを受けても、納得しないと行動に移さないものだ。これが基本に忠実であるかはまったくの別問題。そして、悪い癖がついていても気づかなくなるものだ。
すべてのことは基本に忠実でなければいけない。今回、ゴルフを再び始めて、改めて痛感した次第である。思えば、7月に出版した著書『ザ・メソッド~あなたの会社をキャッシュリッチに変える8つの秘訣~』は、経営の基本に忠実に沿って書いてみた。
会社がキャッシュリッチになるにはどうすればいいのかを追求し、できるだけわかりやすくするためにストーリー調で綴ってみた。
おかげさまでインターネット書店の「アマゾンドットコム」で和書総合とビジネス書部門で1位になり、ほかにも有隣堂恵比寿店、ジュンク堂大阪本店など全国の書店で1位を獲得した。これもひとえに、基本に忠実に沿った結果だったのではないかと思える。
基本を学ぶと違いが出る
10月には当社で「第2回会計事務所マーケティング集中講座」を開催した。全国から税理士先生や会計事務所の幹部の方々が30名ほど参加し、皆さんが本当に喜んでくれた。
同講座では、当社が今まで積み重ねてきた会計事務所のマーケティング戦略の集大成を体系立てて構築し、100以上にわたる効果的かつ具体的な手法を披露した。
「今までマーケティングの『マ』の字もわからなかったのですが、目からウロコが落ちたかのような充実した2日間でした」「売上3000万円アップが達成できそうです」「新規顧客60件増が見えてきました」
これらは参加者の声の一部。実に具体的である。私は会計事務所マーケティングの基本についてじっくりと講義したのだが、参加者の方々のこうしたうれしい声を聞くと「基本を習ったかどうかで、ものすごく違いが出てくるのかな」とつくづく思った次第である。
広瀬 元義
株式会社アックスコンサルティング
代表取締役 会計事務所マーケティングの第一人者。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。2005年からは、会計事務所のネットワーク組織『FANアライアンス』を新たにスタート。Webコンサルティングやアウトソーシングなど新しいビジネスコンテンツをはじめ、経営計画や決算カウンセリングの開発を手掛け、多くの会計事務所の注目を集めている。また、AAM(米国会計事務所マーケティング協会)の正式メンバーとして常に最新情報を入手し、日本の会計事務所業界の成長発展に貢献している。

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